行列が出来る人気の鯛焼き屋さん|たいやき「神田達磨」|林社長
業者経由だったら色眼鏡がついて、うちまで来なかった物件だと思います。
1年半前に創業し、すでに3店舗展開。
行列が出来る鯛焼き屋さん「神田達磨」の林社長に伺いました。
―こちらへ伺う前に小川町のお店にも行ってきたのですが、相変わらずの儀行列でした。鯛焼きというと老舗イメージがあるので、今回初めてお会いして社長がお若いことにビックリしましたが、鯛焼き屋を始めたきっかけはなんですか?
日本の食文化は素晴らしいですよね。これを次世代に伝えたいとずっと考えていたんです。 その中で沢山の人に喜んでもらえるお店がしたいと考え業態を模索していましたが、ある日、有名な老舗の鯛焼き屋に出会いました。 そこでカルチャーショックを受けたんですよ。あんと皮だけで、こんなにも美味しいのかと。それが鯛焼き屋出店のきっかけです。
たいやき「神田達磨」
―そうだったんですか!それからは大変忙しい日々だったと思うのですが、そんな中でホクトはどのように利用していましたか?
うちは物件のニーズがニッチなので、不動産業者をまわっても見つからなかったり、信用も実績もないので良い物件を出してもらえないケースが多いですが、ホクトの物件量はすごい。 前に在籍した会社でもホクトを利用していましたが、自前の不動産ネットワークがあってもホクトは外せないです。必ず知らない物件が送られてくる(笑)。
うちの店舗では上野店と八重洲店はホクト経由の物件なんですが、これらは実は「飲食不可」の物件だったんですね。業者経由だったら色眼鏡がついて、うちまで来なかった物件だと思います。 ホクトから送られてきた物件情報を見た瞬間「これだ!」と思い、想定坪数の3倍以上の物件でしたが、即交渉に行きましたよ。うちは立地のプライオリティが高いんです。
―なるほど。バイタリティ溢れる創業社長ならではのホクト利用方法ですね。ちなみに交渉のコツはなんですか?
「この人で決めよう」と思ってもらうことが重要かなと。こちらの主張はしつつも、しっかりと相手も立場も理解しないと良い交渉は生まれません。
―最初はとにかくコンタクトを取るのも重要ですね。
はい。そうしていくうちに相場感もつかめるので、交渉もしやすいです。そういう相場感というのはホクトのスタッフはお持ちでしょ?ホクトは杓子定規じゃなくて、相談に応じてもらえることも気に入ってるんです。
―ありがとうございます。今後の出店目標はあるのですか?
FCをしたいという希望は多数あるのですが、いわゆる多店舗展開というのは考えていません。 私は物件の前に立って「ここに出店すれば、まわりの人たちが喜ぶだろうなぁ」という街の雰囲気を見るんです。 そして、マーケットと人材が揃ったときに初めて出店する。それが良い地域貢献にもなり、今後の日本の食文化として育っていくと考えているんです。
創業するときに「一軒の鯛焼き屋が本気になったら世の中の為に何をどれだけできるのか?社会貢献は必ずする」と社員に話していたのですが、 幸い業績も好調で、今年の2月には店を閉めて、神田「岩本町ほほえみプラザ」という老人ホームを訪れ、近隣の保育園の子供も招いて総勢600人程のイベントをしたんです。 私達が鯛焼きを焼いて、それを子供達に運んでもらい、おじいちゃんおばあちゃんに食べてもらう。そういうときの皆さんの笑顔を見ると、ほんとうに嬉しいですね。
―鯛焼きは世代を超えられる商材なんですね。
そうなんです。外食を志している人は、ぜひ100年後の日本の食文化を考えて仕事をして欲しいというのが願いです。 お客様も出店地域の人も働く人も、みんながハッピーになって欲しいと思っています。
―ほんとにそうですね!ホクトも神田達磨さんのハッピーをお手伝いさせてもらえれば嬉しいです。
編集後記
「100年後の日本の食文化を考える」という言葉が印象的でした。お店に訪れるお客さんも笑顔がいっぱい。これからも地域を巻き込んだイベントを企画していくとのこと。期待しています!!
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