良い店舗物件が未公開物件となる理由
「良い店舗物件はインターネット上に公開されていません」
実際に物件探しをされた方は感じていらっしゃるかもしれませんが、良い店舗物件というのはインターネット上にはめったに公開されません。インターネットに公開されていない物件は未公開物件と呼ばれています。
未公開物件となる理由(1)
「解約予告をしているがまだ営業中の店舗は未公開物件になりやすい」
店舗物件を解約する場合は6ヶ月前に解約予告をしなければならないのが一般的です。しかし、店舗を閉める決断をしてから半年間も家賃を払い続けなければならないのは大きな負担です。さらに原状復帰工事も必要で、これにもかなりの費用が掛かります。
しかし、その間に新しい借り手が見つかれば6ヶ月を待たずに解約できます。さらに居抜きとしてそのまま使ってもらえるのならば原状復帰の費用もかからない上に既存設備の譲渡料金までもらえるかもしれません。
このため、閉店する時は少しでも負担を減らすために営業したまま新しい借り手を探すのですが、お店が営業している以上、おおっぴらに借り手を探すわけにはいきません。そこで、一部の不動産業者にだけ秘密裏に物件情報を流します。これが未公開物件となるパターンのひとつです。
未公開物件となる理由(2)
「すぐに借り手が見つかりそうな良い店舗物件は未公開物件となりやすい」
管理会社はオーナーから依頼を受けて店舗の借り手を探します。もし見つかれば仲介手数料を得ることができますが、さらに他の不動産業者の手を借りてしまうと、2社の不動産業者で仲介手数料を折半することになるため、収益が半分になってしまいます。
そこで、借り手がすぐ見つかりそうな良い物件の場合は他の不動産業者には情報を漏らさずに、管理会社が独自で借り手を見つけようとします。これが未公開物件となるパターンのふたつ目です。
未公開物件が見つけられない理由(1)
「街の不動産屋は住宅専門で店舗物件を集めてはいない」
住宅物件は個人の方が対象ですが、店舗・オフィス物件は企業が対象です。普通の不動産屋は企業との繋がりがないので店舗物件を積極的には取り扱いません。なかなか借り手が見つけられないからです。
店舗物件を扱う不動産業者は駅前などに店舗を出しておらず、普通の企業のようにビルにオフィスを構えていますので、一般の方が出会うことはほぼありません。一般の方が自分で未公開物件を探そうとして街の不動産屋を巡っても、出会える可能性はほとんどありません。
未公開物件が見つけられない理由(2)
「店舗専門の不動産業者は最初に大手企業に営業してしまう」
店舗物件を扱う企業専門の不動産業者は、良い物件は取引のあるチェーン店を展開している企業に真っ先に紹介します。多くの店舗を増やし続けている企業は広いエリアで物件を探しており、高い賃料でも借りるので営業が簡単で契約までが早いからです。
最も良い場所を大手チェーン店が独占しているのはこれが理由ですが、広さが足りない、駅が小さいなど様々な理由で大手企業の条件に合わない未公開物件もたくさんあります。しかし企業専門の不動産業者は中小企業との繋がりがそれほど多くないため、借り手が見つからないまま放置されてしまう未公開物件もたくさんあります。
ホクトシステムが未公開物件を紹介できる理由
「ホクトシステムは仲介料を取らないので不動産業者と競合しない」
ホクトシステムは不動産業者ではありませんので、物件の仲介は行いません。あくまで会員の皆様からいただく料金で運営している「情報提供サービス」です。このため、店舗物件を貸したい管理会社はホクトシステムでテナントを見つけても仲介手数料を折半する必要がありませんので、積極的に物件情報を紹介してくれます。また、有料会員制のためインターネットに公開できない未公開物件の取り扱いが可能です。